緊急事態

日本で見る【用水路】は実は危険~溺死や死亡事故が多い理由とは~


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【用水路(ようすいろ)】といえば、水を田んぼへ流しこむ目的で作られた水路。

田園と用水路の景色は、都会以外によく見られる「日本の風景」という感じで 心も落ち着きます。

(日本各地の用水路は総延長40万キロ 地球10周分の長さなのです!)

そんな【用水路】ですが、じつは[用水路で溺れる 死亡事故]が発生することがあります。

私自身も近所にある【用水路(ようすいろ)】を見かけますが、小さい水路なのに溺れるなんてどうして? と思っていました。

日常生活に溶け込む【用水路の危険性】や、溺れる理由など調べてみました。

60cm幅の用水路でも死亡事故が起きる

驚くことに【幅が60センチほどの用水路】でも、死亡事故が起きます。

警察の統計によると、2017年~2019年まで3年間で日本全国200人以上が【用水路(ようすいろ)】で亡くなっています。

(そのなか 富山県は 全国で 最も用水路で溺れ 死亡される人が多い)

【用水路(ようすいろ)】を実際に見ると分かりますが、元気な子供や大人ならジャンプして飛び越えられる小さいサイズのものも よくあります。

(※ 実際はジャンプは危険ですのでやめましょう)

ところが、過信してはいけません。

死亡事故が起きた ある【用水路】では 幅60センチ、水深15センチだったのです。

富山県で発生した2016年6月の用水路事故。

高齢の男性が 自宅裏を流れる用水路で溺死されました。

近くの畑で畑作業を毎日される 元気な方(当時94歳)でしたが、農作業へ行ったまま帰宅されず 亡くなりました。

【用水路の幅は60センチ水深15センチ】だったそうです。

2018年8月の用水路事故。

お米農家だった男性(69歳)は、当時 “ 水田に水が足りなくなっているので 用水路から水を引こう ”

そう言って【用水路】へ行き 事故に遭ってしまいました。

発見された当時 うつぶせ状態で倒れていました。

現場の【用水路幅は60センチ、水深が20センチ】でした。

幅も狭いですが、用水路の水深も浅いと感じます。

(万が一 用水路へ誤って落下しても溺死するイメージが浮かびません)

それなのに、ナゼ【用水路】で溺れ 最悪命を失ってしまうのでしょうか。





水深が浅い用水路でも「溺れる理由」

サイズが大きく水深が深いプールや、自然の海で 子供や大人が溺れることは多くあります。

ところが 水深の浅い【用水路】でおぼれてしまう理由は なぜでしょう。

じつは、この【用水路の幅】が死亡事故のリスクを高めるのです。

人間の肩幅が、ちょうど用水路と似た幅になるため、間違って落ちた場合 身体が用水路に「突っかえて」しまう。。。

水が流れてないなら良いですが「突っかえた身体」に流れてくる水が せき止められてしまいます。

(当然、焦ってパニックしてしまう確率が高い)

せき止められた流水は、またたく間に水位が上がると・・・

大量の水が身体や顔を覆い、パニックするため 水を飲んでしまい溺れることになります。

また、誤って落ち 転倒してしまうと【用水路の底】へ直接、頭や顔をぶつけケガや意識を失うこともあります。

「用水路事故の割合」は高齢者に多い

先ほども書きましたが、警察の統計では2017年~2019年まで3年間で日本全国200人以上が【用水路(ようすいろ)】で溺死されています。

200人の溺死のうち 65歳の高齢者は なんと80%以上。

そして、国内で一番多い県が富山県で53人。

次いで 新潟県の15人、佐賀県の12人となっています。

ですが、この統計は あくまでも【用水路で溺死】した人数データです。

(誤って転落し 頭等を強く打ったため亡くなった事故は 含まれていません)

警察が取り扱う統計には【用水路の事故】という分類が無いのです。

ですから、実際には もっと【用水路関連の事故】が多く起こっている可能性はある!と専門家は指摘しています。

用水路事故予防に「ふた」を設置など対策を

生後2ヶ月の男子赤ちゃんが ベビーカーごと【用水路】へ転落し流され亡くなった 香川県の用水路では 転落防止用「フェンス」を設置しました。

このように【用水路にフェンスや柵】をするのが 良いです。

とはいえ 日本にある 各地の用水路は 総延長40万キロ。

そのすべての【用水路に柵やフタ】を設置するのは 難しいのかもしれません。

理由は 安全対策に回す予算や人手がまったく足りない現状がある。。。

また【用水路】には 国や県が管理するもの、土地改良区が管理するもの と様々なので 簡単には対策が進まないそう。

そのような状況で 柵や蓋(ふた)設置対策がなかなか進まないなら、なおさら大事なのが 地域住民の【用水路事故】の把握。

地域に住む住民が『あそこの用水路は危ないから注意!』など【用水路事故の危険性】を把握、共有することも大切になってきます。

【用水路(ようすいろ)】は、日本のどこにでも見られる景色。

日常生活にとけこんでいるため、事故や溺死という想像は難しいですが【用水路事故の危険性】を認識していただければ幸いです。

以上「日本で見る【用水路】は実は危険~溺死や死亡事故が多い理由とは~」の話を紹介しました。





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自然風景を見たり 地元・産直市場で買い物するのが好きです。

2018年に起きた地震や台風に被災してから、日頃の防災準備が どれほど大事かわかりました。
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