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災害後の避難生活【蚊の虫刺され】を防止する方法や工夫~蚊媒介感染症について~


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日本では 6月の梅雨 蒸し暑い季節~夏の終わりまで「蚊(カ)」に刺されることは めずらしくありません。

しかし蚊は[マラリア][デング熱][日本脳炎]など 恐ろしい感染症を運びます。

そして衝撃なことに 世界の動物(生物)のなか、最もたくさんの人間を殺しているのが「蚊(カ)」なのです。

わたし自身、夏といえば子供時代から「蚊(か)」は 『お化け』や『プール』『花火』などと 共に身近な存在。

蚊は怖い、、、というイメージがほとんどありません。

しかし、上記のように「蚊(か)が媒介する感染症(蚊媒介感染症)」は多くあります。

普段の日常では、暑いとき窓をあけても「網戸」があるので「蚊」は あまり部屋へ侵入しません。


(ときどき入ってきますが。。。)

また、気温が高ければ「冷房(クーラー)」をかけるので、窓をしめます。

しかし、地震や台風など 自然災害後の生活では 家以外で避難生活するなど「蚊(カ)に刺されやすい環境」も生まれます。

刺されないようにする対策方法。

「蚊(カ)」に刺されやすい場所や状況。

また、刺されてしまったときの対処法など調べてみました。





住宅ドア入り口には「メッシュカーテン」

大きな自然災害が発生すると、電気や水道などライフラインが 一時的に途絶えます。

夏に停電すれば 家のエアコンがつけられないため 熱中症の危険も出てきます。

停電により 扇風機も冷蔵庫もつかないとは、考えれば本当に不安になります)

そこで、まず 網戸がある窓は、当然 すべて開けます。

そして、玄関のドア(入り口)をあけると、意外にも涼風が入ってくるので 部屋のなかの風が流れます。

しかし、ドアには およそ網戸が付いていない家が多いと思います。

アミド無しで開放すれば、やはり「ヤブ蚊やハエ」も侵入してきます。

そんな 蚊や虫刺され対策として【玄関の簡易あみ戸カーテン】がお勧めです。

もちろん、非常事態になってから購入はむずかしいので、できれば平時のうちに【簡易あみ戸カーテン】を買っておけば安心☆

値段もリーズナブルですし、面倒な工事も不要です。

マジックテープとマグネットが付属してあり、女性の方でも簡単に取り付けができます。

【玄関カーテン】で、すべての蚊やハエ、虫類を防ぐことは不可能ですが、取り付けないより 取り付ける方が得策です。

学校・体育館入り口には「防虫ネット」を付ける

自宅や仮設住宅ではなく、避難所生活が地域の学校体育館では【玄関カーテン】は小さいサイズで取り付けが不可。

そこで、体育館の入り口に便利なのは『防虫ネット』です。


(普通は、畑作業で使うものです)

体育館の入り口の大きさに『防虫ネット』を切り1枚張るのもよいですが、それでは出入りしづらい。。。

そこで『防虫ネット』を2枚にカットし、真ん中で1メートルほど かさねて二重にします。

被災者は、張った『防虫ネット』の真ん中をくぐり 出入りします。


(画像のように防虫ネットを重ねて付けます)

このように、ひと工夫すれば 体育館のドアでも対策ができ「蚊(カ)」が入るのを防止します☆

ほかにも仮設住宅など、規格外のマドにも『防虫ネット』を切って粘着テープで張れば、真夏の暑い日でも窓をあけて過ごせます。

(※ ですが 盗難には十分気をつけてください)

昔からある「蚊帳(かや)」を利用

昔からある「蚊帳(かや)」を利用しても 虫刺され予防ができます。

また クーラーの冷たい風が苦手で体調不良になりやすい方は、普段でも「蚊帳」を使えば、窓を開けて眠ることができます。

とはいえ、これらの「蚊帳(かや)」も、災害が起きてからでは準備ができません。

普段から利用するか、防災グッズの1つとして「蚊帳(かや)」を備蓄しておきましょう★


(大きなサイズの蚊帳であれば、食事も蚊帳のなかで食べられ 虫よけになります)

普段の状況とは異なる「非常事態時」での、蚊や虫から守る工夫や対策方法をカンタンに紹介しました。

ところで、そもそも「蚊(カ)」が発生しやすい状態を 予防するのも大切。

どんな場所や環境で「蚊」が 生まれるのでしょうか?

「水たまり」に注意!蚊の子供「ボウフラ」が発生します

東南アジアや中南米では「蚊(カ)」に刺され[マラリア]や[デング熱]など感染症にかかる危険性もありますが、

まずは「蚊(カ)」にかまれないのも大事ですが、何よりも「蚊の発生しやすい状況」を作らないことも大事。

そもそも蚊の幼虫(ボウフラ)は「水たまり」などに生息しています。

ボウフラは、すこしの水さえあれば[孵化(ふか)]して 蚊になります。

つまり、住宅や体育館周辺では「水たまり」をなくし、ボウフラの住処を無くすように心がけます。

道路の側溝や、建物の雨水ます、排水ますでは水をなくすことは無理なので 蚊の幼虫(ボウフラ)を駆除する薬剤を散布するのも良いでしょう。

「フマキラー ボウフラ退治 50g」をチェック。

マンションや戸建て住宅では、ベランダや庭の「植木鉢の受け皿」「バケツ」「ジョウロの水」「子供のオモチャ」なども注意してください。

また「空き缶や空き瓶」にも、雨が降って水がたまることもありますね。。。

ほかにも、雨よけに利用の「ブルーシート」のくぼみ箇所にも 雨水がたまっているのを見かけます。

特に、震災など災害が起こると 様々な廃棄物やゴミが出るので不衛生にもなりますし「ボウフラのすみか」も生まれやすい。

人間が気づかない小さな所でもボウフラは孵化するので、神経質にならずとも 普段から気をつけましょう。





蚊が元気で活発な気温は「25度~30度」

ボウフラの発生予防方法は 上記のとおりでした。

さてどこからともなく飛んでくる成虫の「蚊(カ)」は、特に気温が「25度から30度」くらいで活発に動き 人を刺します。

そして「蚊」は 湿度が60度~80度ほど 湿気のある環境も好き。

しかし、暑すぎると人間と同様 活動が衰えます。。。

昼間の猛暑の時間帯では「蚊」はひっそり 日陰や木陰、草の茂みに潜んでおり 夕方になると活動をはじめます。

(ですから、草むらでは蚊に刺されやすいですよね)

日本では、年々 真夏の気温が35度以上になるのも珍しくありません。

活発に飛ぶ気温を35度では上回っているので、活動は衰え刺されにくくなりますし、今後は「蚊の発生時期」が真夏でなく、6月の梅雨時や7月初旬に変わっていくこともあるのでしょうか。。。

蚊に刺されたら[かゆみ]をおさえる

「蚊(カ)」に刺されると、ツライのが[かゆみ]。

[かゆみ]がひどいと、かきむしってしまうため かき傷から「トビヒ」にもなりやすいです。

※とびひ(伝染性 膿痂疹のうかしん )は他人へも感染します。

そのため「蚊」に刺されたら、我慢してかかないのが一番ですが、幼児や子供はもちろん、つい大人でも掻いてしまいます。。。

「かき傷」をつくらないためにも、家にある「ムヒ」などのかゆみ止めを塗ってもよいです。

また、かゆみ止めの薬がない場合「冷水」や「保冷剤」で患部を冷やしてください。

(※なにはともあれ、掻きむしらないことが大事なのです)

「蚊」に刺されて出るかゆみの理由は “ 蚊の唾液成分に対して起きるアレルギー反応 ” 。

大人では、さされるとすぐに痒くなりますが、2時間も経過すれば治るのが一般的です。

しかし、子供が刺されると、翌日以降に「かゆみ」が出ることが多い。

また、直後に「かゆみ」が出て治り、翌日にも「かゆみ」が出るケースもあります。

症状は個人により異なりますが、赤く腫れがひどいかたもいます。

(わたしも、赤く腫れやすく しつこい痒みがつづきます。。。)

「とびひ」にならないためにも、掻きむしらないことが一番ですが、症状がひどいときや治癒が遅いばあいは 皮膚科など医療機関を受診してください。

(かゆいとき、患部へバッテンをつけるのも 傷ができるので してはいけません)

蚊媒介感染症の発生は熱帯地方に多い

ところで、最初にも書きましたが「生きもののなかで 蚊(カ)は人間を一番多く殺している」。

そうです「蚊」は デング熱やマラリアなどの感染症を運びます。

熱帯地方である『東南アジア、中南米、アフリカ』などでは、デング熱、マラリア、黄熱病などの感染症にかかることがあり、最悪のケースでは死亡することもあります。

熱帯地域などの外国へ旅行に行き、蚊に刺されたとしても「潜伏期間」があるので、さされた直後 おかしい症状はでません。

(潜伏期間も感染症により まちまち、マラリアは数年間潜伏後に発症することもあります。。。)

感染症にもよりますが、帰国してから以下のような症状があるときは、速やかに病院で診察ください。

ー蚊に刺された後 おかしい症状ー

・高熱がでる

・体中に斑点がでてかゆい

・強い筋肉痛や関節痛

・皮下出血、鼻血や歯ぐきからの出血、下血などの出血傾向

・寒気や冷や汗、不規則な高熱

・高熱にもかかわらず脈が遅い

・黄疸(肌が黄色く、しろ眼が黄色くなる)がでる

・高熱、頭痛とともに意識がぼんやり、痙攣がおきる

日本では「蚊」に刺されても「蚊媒介感染症」にかかることはまれですが、海外(熱帯地域)へ渡航するばあい 刺されないように長袖・ズボンや靴下をはくなど 注意したほうが良いです。

また [ワクチンで予防可能な感染症]もあります。

流行地に行く場合は、予防接種を受けましょう。

(※日本脳炎、黄熱病はワクチンあり、マラリア、デング熱、チクングニア熱などはワクチンなしだが、マラリアは予防内服薬があります)

日本でも「蚊媒介感染症」に無縁ではない

とはいえ、日本がまったく「蚊媒介感染症」には無縁か?というとそうではありません。

過去において、日本でも第2次大戦前には 年間2万人がマラリアを発症し流行しました。

さらに1945年(昭和20年)に戦争が終わり 帰国した日本の兵隊さんの血を吸った蚊が日本国内に広がり、感染が拡大。。。

1946年1947年には、年間3万人ほどの日本人がマラリアを発症しました。

そして、最近では 2014年(平成26年)8月 東京渋谷区・代々木公園を中心にデング熱の国内感染例が報告され 大きなニュースとなりました。

しかも、感染したかたは「海外渡航歴」がなかったのです。

では、なぜデング熱を発症してしまったのか?

その理由は 以下のようなことが推測されます。

デングウイルスに感染した「蚊」が、代々木公園に生息し 刺されればデング熱を発症します。

2014年7月23日~25日に代々木公園では 多国籍の人々の集うイベント行事が開催されてました。

このイベントに参加した外国人のかたを、代々木公園の「土着蚊」が吸血。

そして 国内感染が起きたのではないかと思われます。

代々木公園のデング熱は、2014年のみで収まりました。

しかし、日本人に渡航歴がなくても 世界の人々が日本へ入国されれば このような「蚊媒介感染症」もこれから起きる不安もありますので、遠い国の話ではありません。

最後の記事内容は、グローバルな「蚊の話」になりましたが。。。

自然災害が起きると 平時の環境ではなくなることが多いので、紹介した「蚊や虫刺され対策グッズ」など参考にして頂ければウレシイです。

以上「災害後の避難生活で【蚊の虫刺され】を防止する対策や工夫~蚊媒介感染症について~」の話を紹介しました。

( ※ 画像は クリックすれば拡大。 CLOSEを押せば戻ります )





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自然風景を見たり 地元・産直市場で買い物するのが好きです。

2018年に起きた地震や台風に被災してから、日頃の防災準備が どれほど大事かわかりました。
「災害関連」は平時のうちに 調べ記事にしている日々です。
(ゲーム記事は気晴らしです☆)

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