日本における、観測史上最大規模の大地震は 2011年(平成23年)3月11日(金)14時46分頃に起きた[東北地方太平洋沖地震(とうほくちほうたいへいようおきじしん)]。
いわゆる「東日本大震災」と呼ばれる地震で、地震規模は マグニチュード (Mw) 9.0 でした。
(宮城県で 最大震度7が観測された)
地震は朝に起きるか また就寝中に起きるか分かりません。
また、どこで地震にあうのかも 様々です。
(自宅で遭うのか、会社なのか、車の中なのか。。。)
住居内で地震に遭遇したとき まず どうすれば良いのか?しらべてみました。
(※ 地震の大きさや 建物の築年数や形状により 避難方法は変化しますので、ご参考程度にお読みいただけますと有り難いです。)
Contents
住居内(家)に滞在中[地震]が発生
自宅にて[地震]が起きた時、まずは “ 机の下などに隠れる ” という避難方法は 昔から教えられている話。
(学校でも避難訓練において 自分の机下に潜りましたよね)
しかし[地震]規模の大小関係なく “ 机の下に避難する ” というのは、正解ばかりでもありません。
(例:震度7の大地震の場合、建物が倒壊したり 天井自体が落下すれば 机は即座に潰れてしまいます。。。)
とはいえ 自宅で地震が起きた時は、まずは『ダイニングテーブルや 勉強机の下に隠れる』のは基本です。
あるいは、ソファのクッションや、和室の座布団、雑誌や本等で頭を守り 落下物によるケガ防止し、振動がおさまるのを待ちましょう。
本棚やタンスなど「転倒防止対策」がしっかり出来ていれば 多少は安心ですが・・・
[地震]が大きい場合「転倒防止対策した家具類」でも[地震の威力]で外れてしまうこともあります。
ですから、できるだけタンス、食器棚、本棚のそばに避難せず 離れましょう。
(転倒しそうな家具類を 倒れないように支えるなどしない!まずは自分の身を守ります!)
住宅の造りにもよりますが、意外と良いのが “ 玄関ホール ” が安全ゾーンとなります。
玄関には、基本 タンスなど大型家具類は設置されてません。
また すぐに外へ出れる避難路を 確保できるメリットも。
(※ 大地震では、玄関ドア丁番が変形し、開かなくなることがあるため、玄関への避難は そんなドアを即座に開けるのも可能です、最近では「対震丁番(たいしんちょうばん、ちょうつがい)」も売ってますので 先に対策するのも良し。)
緊急地震速報が鳴って “ 玄関 ” まで 近距離なら 玄関へ避難するのもおすすめです。
しかし、無理矢理に “ 玄関 ” へ逃げることはしないでください。
パニックしますが ともかくも ケガから自分の身の安全を守りましょう。
キッチンで調理中[地震]が発生したら?
朝食や夕食など、ガスコンロを使用し 料理を作っている際[地震]が起きたなら、まず 落ち着いてガス火を消します。
しかし 最近では「大阪ガス」「東京ガス」の場合、感震器が “ 震度5相当以上・大揺れの地震 ” を感知すると マイコンメーターが 自動的にガスをしゃ断するようです。
(地震が原因でガスが止まると、マイコンメーターの表示ランプが点滅します)
地震がおさまってから、ガス栓(元栓)も閉めるのが良いですが、詳細 は利用するガス会社のHPで確認ください。
ガスを切ったら、早めに台所から離れます。
なぜなら、台所まわりは 冷蔵庫や食器棚の転倒、また シンク上に置いてある大鍋など落下の危険もあるからです。
トイレや浴室にいる時[地震]が起きたら?
昔 木造建築の家屋では、トイレの四方に柱があり「便所にいれば地震は安心」と言われてました。
ところが、最近の建てられる家では、トイレの四方に柱がないことが多いです。
壁に囲まれたトイレの出入り口は、当然「ドアの一箇所」のみ。
大きな[地震]が起きたことにより、ドア丁番が変形すると トイレから出られなくなります。。。
トイレで用を足している際中[大地震]が起きたら、なるべく急いでドアをあけて 避難路の確保をしましょう。
(水洗トイレでは、タンク自体が落ちる危険性もありますので注意します)
お風呂場のばあいも、ユニットバスのことが多いです。
また、風呂場の鏡も[地震の揺れ]で割れて怪我をすることも。。。
入浴中では、衣服を着ていないこともあり かなり動揺しますが 閉じ込められる前に 落ち着いて浴室から出ましょう。
夜寝ているときに[地震]が来たら?
地震の規模によりますが[大地震]のばあい、就寝中 布団から飛び起きて移動は まずできません。。。
落下物に気をつけ 枕を頭にかぶせ防御したり 布団の中にもぐり [大地震]が落ち着くまで ただジッと安全確保です。
その後 地震がおさまっても、停電になっていることがあります。
電気が点かなければ 家の中は 夜で真っ暗・・・全く見えません。
そんな時、パニックで部屋の中を歩きまわれば 飛散した窓ガラスや 落ちた照明、食器類の破片を踏んで 足をケガすることもあります。
ですので 普段から ベッド(布団)のすぐ側に “ スリッパや靴と懐中電灯 ” を常備しておくと良いです。
しかし ほとんどの方は そのような緊急対策はしてないもの。
履くものが無ければ、枕元にあるスマートフォン(携帯電話)の明かりを光らせて、足元や周辺を確認します。
そのような事から、普段 平時より「懐中電灯やライトの光」で部屋の中を歩けるよう 慣れておきましょう。
自宅が海や山に近い、あるいは火事の恐れがあるときは 外へ避難する準備をします。
(※ 海に近い家では津波の危険があり、山では山崩れや崖崩れの危険性、また 建物が密集している地域では火災が起きやすいため)
このとき、渋滞したり、多くの緊急車両が通るので 原則 自家用車での避難はやめましょう。
[地震]がある程度 小さくても 夜では周囲が見渡せませんから、更に不安度は高まります。
とにかく落ち着き、暗い家の中を あちこち歩き回らないこと。
(※ 歩く時は、必ずスリッパ等 履物をはいて歩きましょう!)
[大地震]は、昼間来るか 深夜に来るのか 予想できませんが、24時間のうち 半分の時間は「夜」だと分かりますよね。
ですので、夕方~夜中、夜明け前に[大地震]が起こる可能性もある!と頭にいれ[日頃の地震への備え]をしておくのが一番です。
外へ避難するなら『ブレーカー』を落とすこと
家に居るのが危険で、外へ避難する場合 必ず『ブレーカー』を落とします。
これは “ 通電火災 ” を防止するためです。
●通電火災とは
通電火災とは、大地震により電気がとまり その後 復旧したとき 通電が再開される時に起きる火災・火事のこと。
阪神淡路大震災の起きた神戸市では “ 通電火災 ” による建物火災が33件ありました。
(157件の火災のうち、火災の6割が通電火災でした)
※ 火元となって起こる電気製品には[電気ストーブ、壊れた電気コード][観賞魚用ヒーター][オーブントースター][白熱スタンド]など、様々なもの。
避難するため、住宅を離れるさいは、必ず『ブレーカー』を切って出ましょう!
首都直下地震の想定では、おおよそ半数の世帯で停電が発生するようです。
『ブレーカー』を落とさず避難したら・・・想像すれば恐ろしいですよね。。。
最近では、震度5以上の際『ブレーカー』を落すのをウッカリ忘れてしまわないよう「家庭用電源遮断器」も手頃な値段で販売しています★
『エヌ・アイ・ピー 家庭用電源遮断器 スイッチ断ボールIII』をチェック。
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[大地震]が発生したときは、気持ちに余裕などありません。
なにもない平常時に『家のブレーカー』に設置しておくのもオススメです。
いつ[地震]が起こるのか、人間は予想できません。
[地震]は怖い自然災害の一つですが、怖がってばかりもいられません。
常日頃より 水の備蓄や防災用品を 用意しておきましょう。
自宅内(家)で[地震]を被災したばあい、今回のお話が 少しでもお役に立てば嬉しいです。
以上「家の中で【地震】が起きたら「机下に避難する」ばかりが正しいとは言えないその理由」を のお話を紹介しました。
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