【脱水症状】と聞くと、一般的には 暑い真夏に起こりがちな体の症状と考えます。
しかし実は「冬の季節」でも起きる症状です。
特に、冬場に流行する[インフルエンザ]に感染すると【脱水症状】にも注意しなければいけません。
実際 我が家の子供も 以前 風邪を引いたのが長引き どうもしんどい、だるい と訴え・・・
小児科で再び診察してもらうと【脱水症状】があり 点滴をしてもらった体験があります。
なぜ【脱水症状】と、わからなかったのか理由は 子供の話す症状から ピンと思いつかなかった。。。(+_+)
また 水分は 十分気をつけて飲ませていると思っていたからです。
大人でも うっかり気づかずになることもある【脱水症状】。
特に【冬の脱水症状】について 調べてみました。
【脱水症状】とは 体の水分がへること
人間の体は「水分(体液)」を多く含んでいます。
たとえば、大人の男性であれば「体重60%の体液」とよぶ水分でできています。
(新生児の赤ちゃんでは80%です)
このからだの水分(体液)が、減ると【脱水症状】になります。
驚くことに 体の水分が たった2%少なくなるだけでも “ 喉がかわいたなぁ~ ” と感じます。
この “ 喉がかわいた ” という症状は すでに【脱水症状】の一つともなります。
すこし詳しく見ていきましょう。
水分が5%失われると「頭痛」も
スポーツやクラブ活動の最中には、当然 発汗・汗をかくため「身体の水分(体液)」を失います。
2%の水分の減りでは“ 喉のかわきやめまい、、吐き気、ぼんやりする、重苦しい、血液濃縮、尿量減少、血液濃度上昇 ” が現れます。
3%の水分の減りでは・・・“ 強いのどの渇きと食欲不振 ” や、汗が出なくなるや頭がぼーっとしたりします。
4%水分の減りでは・・・“全身脱力感、動きの鈍り、皮膚の紅潮化、いらいら、疲労および嗜眠、感情鈍麻、吐き気、感情の不安定(精神不安定)、無関心”
水分が5~6%減ると・・・“ 手足のふるえや頭が痛いと感じる ” 、ほかにも 熱っぽくなります。
【脱水症状】で よく耳にする「けいれん」ですが、体の水分を10%失うと現れます。。。
(20%の水分がなくなると 生命の危険、最悪は死にいたります)
数字を見れば ほんの数パーセントの水分と侮りがちですが[水分補給]はとても大切なこととわかります。
さて、夏では運動をせずも汗が出るので【脱水症状】防止のため こまめにお茶やミネラルウォーターを飲むのは分かります。
しかし、汗があまり出ないと思う「冬の季節」でも【脱水症状】に気をつけるとは・・・本題にはいっていきましょう。
空気が乾燥する「冬の気候」
夏 猛暑の日本では、特に最近「熱中症予防・防止」という言葉が一般的になりました。
テレビのニュースや天気予報でも「日中は暑いので こまめな水分補給に努めてください」とまず言われます。
そのため、真夏ではペットボトル飲料や水筒にお茶を入れ 持ち歩き【熱中症や脱水症状】に気をつけます。
ところが、冬場において 自動販売機で熱い缶コーヒーや紅茶などは買っても・・・
それは 体を温める為の飲み物であって【脱水症状】の予防では まず買いませんし、飲みません。
では、ナゼ【冬の脱水症状】に 気をつけないといけないのでしょうか。
それは、夏と違い 冬の気候は 空気が乾きがちなことと関連します。
(↓ 住宅火災も多いです)
外も空気は乾燥しがちですが、住んでいる部屋内も[暖房器具(エアコンやストーブ・ファンヒーター)]を使い、空気が乾いています。
実は人間は 知らず知らずに 呼吸によっても「体の水分」を失います。
また、皮膚からも「体の水分」は失われています。
(皮膚が乾燥すると かゆみや痛みが出ますよね)
発汗以外の水分を失うことを「不感蒸泄(フカンジョウセツ)」と言うのですが、冬場の乾いたお部屋では「不感蒸泄」が多くなるのです。
(1日あたり約900mlの不感蒸散)
夏のように 暑さを感じないので 特に飲み物も摂取しようと思いません。
冬では たくさんの汗をかくことがなくても、体の水分は失われています。
そういうわけで、知らずに「水分不足」となり【脱水症状】が起こるのです。
また、小さな子どもさんや高齢者が家族にいると 心配なのが 感染症による【脱水症状】です。
インフルエンザや胃腸炎でも【脱水症状】には注意を
毎年流行する[インフルエンザ]や[胃腸炎]等の病気。
乾燥する冬の季節では、粘膜にウイルスが付着し 感染しやすいです。
[インフルエンザ]や[胃腸炎]では、高熱がでたり倦怠感があるだけではなく、様々な症状を起こします。
[胃腸炎]の場合、嘔吐や下痢が頻繁になることで 体の水分が出てしまいます。
お茶や経口補水液を飲ませるも 刺激となり再び吐いてしまったりなど、なかなか「水分補給」が難しいことも。。。
そんな場合【脱水症状】のリスクは高まります。
また[インフルエンザ]の場合、高熱が出ることが多く、解熱時に多量の発汗をするため「体の水分」が失われます。
ですから、食べるよりも「水分補給」には十分気をつける必要があります。
冬の脱水症の予防法
それでは【脱水症状の予防】には どんなことを行えばよいのでしょうか。
最近 知られる お勧めの飲み物は『経口補水液(けいこうほすいえき)』。
『経口補水液』とは・・・
食塩とブドウ糖を混合し、水に溶かしたもの。
『経口補水液』小腸で水分の吸収が行われるので、主に下痢、嘔吐、発熱等による脱水症状の治療に利用される。
胃腸炎等の下痢や嘔吐では、水のみ補給するのではダメで、水とナトリウム・カリウムなどの電解質や糖分も補給する必要があります。
(水だけだと、脱水症状が進行する恐れも。。。)
『経口補水液』は[インフルエンザ]などの高熱が出る病気にもおすすめです (^-^)
※『経口補水液』を摂取しても【脱水症状】が回復しないとき、あるいは重度の【脱水症状】があるばあい、病院で診察を受けましょう。
また 冬の脱水症の予防方法では「住まいに加湿器」を設置しましょう。
乾燥しがちなリビングや寝室など 適度に湿気を保ちます。
また、食事においても「お味噌汁や野菜スープ」などの汁物を付け加えると 水分をとっていることにもなります。
(電解質の多い含んだ ホウレンソウや小松菜を入れても良いですね)
ほかにも 夜に就寝前に コップ1杯の水を飲めば睡眠中の【脱水予防】になります☆
(アルコールは 反対に水分が排出されるので【脱水予防】にはなりません)
真冬になると、日中はもちろん 夜の寝ているときも[エアコン]を運転したままになることも多いです。
寝室は さらに湿気が少なくなり乾燥しがちに。
【夏の脱水症状】にも気をつけねばなりませんが、冬の季節においても【脱水症状】には注意しましょう (^-^)
(災害が起きた後の避難時では トイレ不足もあり 水分をとらない傾向もあるそうですが【脱水症状】にも気をつけないといけません)
以上「【冬の脱水症状】に気をつけよう~インフルエンザや胃腸炎の感染で起こるリスクあります~」 のお話を紹介しました。
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