地震や台風など自然災害が起きると、停電により電気の「ライフライン」が断絶されます。
夏の季節では、クーラー・扇風機も使用できなくなり 部屋で過ごしても【熱中症】に注意が必要となります。
【熱中症】になった場合の対処方法や飲み物など 記事にしました。
Contents
熱中症・初期症状は「めまい」等
【熱中症(ねっちゅうしょう)】は、屋外で発生する病気と思いがち。
しかし、真夏になると “ 高齢者が家のなかで 熱中症になり亡くなる ”
そんなニュースをテレビやネットで読んだり、聞きます。。。
【熱中症】は外だけでなく エアコン無しの部屋内でも起こりうる ことを頭にいれておく必要があります。
(ですから、停電時には熱中症にかかる確率も高いのです)
“ 私は体力もあるし元気だし 熱中症なんて関係ない! ” と思うことなかれ。
体調不良のときには 特に注意が必要。
そのような【熱中症】では、様々な体の異変(症状)があらわれます。
【熱中症の初期症状】では、めまい・立ちくらみ。
また、一時的に失神して倒れる症状もあります。
一時的に気を失うのは「熱失神」とも呼ばれ、熱中症の初期症状でもあります。
小学生や中学生が 炎天下での運動会練習や 蒸し暑い体育館で、めまいや気分が悪くなり倒れることがありますが【熱中症症状】の一つでしょう。
(体育祭の練習時期でも 熱中症には 気をつけないといけません)
そして 一時的に気を失うのは「熱失神」とも呼ばれるもので、熱中症の初期症状でもあります。
めまい、立ちくらみ、失神と ともに[身体のだるさや吐き気・嘔吐、頭痛]なども出ることがあります。
熱中症になったら『意識があるか?』が大切
外出中はもちろん、屋内においても【熱中症のような症状】が出たばあい、まず『意識があるかどうか?』が大切です。
『意識がもうろう状態』で、はっきりしない、意識がないばあい 速やかに救急搬送し病院へ行きます。
(※ 救急車が到着するまでも 衣服を脱がし体を冷やし体温を下げるなど 応急処置は おこないます)
意識がしっかりあるなら、戸外の場合 クーラーの効く屋内や車内へ移動する。
または 炎天下でない建物の日陰や 涼しい場所へ移動します。
(28primaveraさん写真ACから)
ほかにも【熱中症の応急処置】として・・・
●着ている服やベルトをゆるめ、靴下などは脱がし 寝かせる
●うちわや扇子、タオルなどで身体に「風」を送り冷やす
(風が送れそうな物・・・ノートや下敷きでも良いでしょうね)
●水や氷で濡らしたタオル・ハンカチを「手足や 太い血管の通る首、脇の下、足の付け根」などに当てて冷却する
●『意識がある状態』なら、水分補給を。
(吐き気や嘔吐があるばあい、無理に飲ませることはやめましょう)
熱中症時に飲むものは「冷たい水」
熱中症の症状が出たばあい『意識ある状態』なら、麦茶など水分補給を行ないます。
特に氷の入った水、冷蔵庫で冷やされた水や麦茶などが良いです。
(冷たい飲み物は 胃の表面から体の熱を奪い脱水の補正も可能)
そして【熱中症】で一番 お勧めな飲み物は[塩分を適度に含む 冷えた飲み物]。
(これは、熱中症時のみでなく「熱中症の予防」にもなります)
ただの水だけで補給するのではなく、汗によって失われた塩分も ともに補給するのが良いです。
外出時など 近所にドラッグストアやコンビニなどあれば「スポーツドリンク」や「経口補水液」を買い 飲ませます。
飲ませる時は、一気に飲むのではなく 何回かに分け 水分補給します。
家にいるばあい「スポーツドリンク」を買いにいけないなら 台所にある塩で[0,1~0,2%の塩水]を作り 与えるのも有効です。
※[0,1~0,2%の塩水]=水1リットルと塩1~2グラムを混ぜる。
間違っても「アルコール類」は ダメです!
※ 利尿作用が促され、体内の水分を排泄してしまいます。。。
熱中症を発生しやすい「状況や体調」
ひどければ「けいれんや意識喪失」など 生命の危険な状態にもなりえる【熱中症】。
普段 元気で 体力に自信がある人でも 状況や体調によっては 注意しないと【熱中症】になることがあります。
熱中症が起こりやすい環境・状況として、猛暑日の高温はもちろん!
湿気が多く 蒸し暑い時も注意が要ります。
(※ 風通しが悪く、多湿な空間=体育館や家のお風呂場等 は危険です)
また 真夏だけでなく、前日の気温より 急に気温上昇した翌日は 暑さに身体が慣れてないため【熱中症】になりやすい。
(梅雨明けや 5月ゴールデンウィークなのに 公園や外へ遊びに行き【熱中症】にかかりやすいのは 体が暑さに順応してないこの為です)
9月以降にいったん涼しくなった後の暑さのぶり返し時も気をつけましょう
そのほか、マンションの最上階や人工のアスファルト道路、砂地、草の生えていない場所も【熱中症】にかかりやすい。
また 特に注意すべき環境でなくとも “ 自分自身の体が不調なとき ” も【熱中症】になりやすいです。
●【熱中症】にかかりやすい人
・睡眠不足、寝不足のとき
・剣道や柔道、ラグビーなど厚手の防具、衣服をする運動選手
・風邪や嘔吐、下痢など体調不良のとき
・乳幼児やお年寄り
・熱中症になったことのある人
・肥満傾向の人
・暑くて体がしんどくても無理する我慢強い人
疲労が蓄積されていたり、寝不足など【熱中症になりやすい】のは 言うまでもありません。
また、厚めの衣服は服の中に 熱気がこもるため【熱中症】を発生しやすく、着ぐるみを着用する人も注意が必要。
脂肪がつきやすいが 体の水分の割合が少ないのが お年寄り(高齢者)。
加えて、高齢者本人が「暑い、寒い」を感じにくくなっています。
理由は 体温調節機能や代謝機能が低下しているため。
ですので、お年寄りは 熱帯夜でもエアコン、扇風機なしで就寝することがあり【熱中症】にかかってしまうことがあります。
また 肥満傾向の人は皮下脂肪がおおく 身体内の熱を逃しにくい。
さらに 肥満により 体が重いため 動作時に多くの熱を発生させるため【熱中症】にかかりやすいのです。
それでは【熱中症】にならないための「予防や対策」はどうすれば良いのでしょうか。
熱中症にならないため「防止・対策」
熱中症にならないため「防止・対策」は、熱中症になりやすい「状況や体調の反対のこと」を心がけるのが大切です。
疲労が蓄積しないよう休息をとり、睡眠を十分に☆
日頃から適度な運動をおこない 体力をつけておくのも大事です。
また【熱中症】になるのは、酷暑・猛暑ばかりでなく 体が暑さに慣れていない時期にかかることが多いのも事実です。
(例:梅雨明け・初夏・夏休み明け・急に気温が上がった日)
日常的にスポーツしたり、ウォーキングなどして 外の気温に慣れておきましょう。
運動時でも普段でも、常に「水分」は こまめにとりますが、喉が乾いてなくても適度に飲みましょう。
「スポーツドリンク」もよいです。
普段は屋内にいることがほとんどの方は、急に外へ出ると【熱中症】にもなりやすいです。
ホームセンターやドラッグストアで販売している【熱中症予防グッズ】など身につけるのもお勧めです。
↓通学や通勤時などでもヒンヤリ気持ちよい、ネッククーラー
↓タオルを水で濡らし絞って振れば5秒以内に冷却効果を実現!
↓直射日光に当たらないための必須アイテム。
無風のときが熱中症は怖い!携帯扇風機は便利^^
→ 関連記事『ミニ扇風機で熱中症予防しよう amazonで購入の感想レビュー』
熱帯夜で布団を熱く感じるなら、ひんやり敷きパッドはお勧め★
→ 関連記事『ニトリ 敷きパッド NクールSP レビュー感想!熱中症予防と対策に購入しました』
季節が夏に近づくと、テレビの天気予報でも[熱中症予報]が紹介され始めます。
朝 出かける前に[熱中症予報]を確認するなど【熱中症】にならないよう「飲み物」を持ち 外出しましょう。
誰でも起こる熱中症!こんな「芸能人」も
一昔まえとは違う 猛暑日が多い日本。
【熱中症】は誰にでも起こりうる病気で、テレビで活躍する芸能人の方々にも起こっています。
タレントの所ジョージさんは、2010年の夏 畑作業をしている際 頭がクラクラし 大量の汗が吹き出し 手足の力が入らなくなり。。。
その後 救急車で運ばれまたが、この年は2度も【熱中症】で救急搬送されたようです。
また、タレントの高橋真麻さんも2018年7月23日『スッキリ』(日本テレビ系)に生出演中【熱中症の状態】がでて、番組スタッフに助けられました。
(出演中の場所はスタジオ内なのに、、、熱中症になるとは怖いですね)
さらに アーティスト「ゲスの極み乙女。」川谷絵音(かわたにえのん)さん。
川谷さんは 7月16日 静岡での野外フェスで【熱中症】を発症しました。
川谷さんは、頭痛がして 筋肉痛もともない 徒歩が不可能に。。。
体温を測ると、なんと 40度近くまで上がっていたそうです。
その後、点滴を2本打ってもらったことを ツイッターで投稿していました。
他にも、グラビアアイドルのおのののかさんも、東京ドームでビール売りのアルバイト時 突然「鳥肌が立つような寒気に襲われた」とのこと。
おのさんは、普段から体力に自信もあったので まさに「寝耳に水」の恐怖だったそうです。
・なんか 体がおかしいな。
・体の力が はいらないなぁ。。。
・筋肉、関節が 痛いなぁ。。。
など、自分が【熱中症】とは よもや想像もしない初期症状が多いですが、どんな年代の人でも【熱中症】にはかかることがわかります。
季節が暑くなる前から 運動などして体力を付けるとともに 自然の気候に慣れた身体を作っておきましょう。
急に気温が上がった日などに「立ちくらみやめまい、筋肉のけいれん」などを感じたら【熱中症・分類Ⅰ】の段階。
涼しい場所へ移動したり、冷たい水を飲みましょう。
●分類Ⅰ「熱失神・熱けいれん」・・・立ちくらみやめまい、硬直、失神、筋肉のけいれんが起きる。
●分類Ⅱ「熱疲労」・・・脱水症状に伴う頭痛や吐き気、全身倦怠感などが現われる。
●分類Ⅲ「熱射病」・・・呼びかけに反応しないなど意識障害や、ひきつけなど重篤な症状を呈します。
【熱中症】は身近ですが、気づかれないことも多い病気。
【熱中症】に気づくのが遅いと、進行が早く重篤になる危険もありますので 気をつけましょう。
地震や台風などの非常事態では、電気が止まり「冷房機器」が使用不可能になることがあります。
早急に復旧すればよいですが、特に 蒸し暑い初夏~初秋の季節は【熱中症】に注意してください。
以上「【熱中症】初期症状は「めまいや吐き気」など~誰にでも起こる【熱中症】の予防や対策方法」のお話を紹介しました。
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