病院や店舗、地下駐車場などで見る『非常口の緑の看板(人の走る姿)』。
実は『背景が緑色の非常口』と『背景が白色の非常口』と2種類あるのです。
その色の違う訳を記事にしました。
避難する人の姿が描かれた『緑色 非常口のマーク』は、ビルやお店、マンション等の建物内で見かけます。
火災など緊急事態では とても重要な『緑色 非常口』ですが 病院でもショッピングモールでも、様々な場所で見るので あまり意識していません (x_x;)
しかし、よく見ると『背景が緑色の非常口』。
そして『背景が白色の非常口』と “ 背景の色に違い ” があることを知りました。。。∑(゚Д゚)
『背景が緑色の非常口』と『背景が白色の非常口』には、どんな意味があるのか?調べてみました。
Contents
背景が緑色は【非常口の場所】を示す
「非常口」といえば、緑色(グリーン)に光る電灯のイメージ。
地下街やお店、いたるところで見られるため 子供でも知っていると思います。
ですが、よ~く見ると じつは2種類のデザインがあり それぞれに意味が違います。
そうです!
電灯(看板)の色の使い方が「背景が緑色」「背景が白色」と異なりますよね ┌(°∀°)b
ツイッターより引用 ↓ 背景が緑色の非常口・・・「避難口誘導灯」と呼ばれます。
細長形の避難口矢印(松下製)#誘導灯 pic.twitter.com/Dj5eNbmiVp
— Haku (@Haku_0315) 2018年11月25日
「避難口誘導灯」は、非常口の場所を示しています。
この「避難口誘導灯」が設置される所は “ 外部に通じる扉 ” や “ 階段に通じる 扉等開口部の上部付近 ” など。
非常事態(緊急事態)に、逃げる出入り口を指し示し 外部へ誘導します (*^ー^)ノ
背景が白色は【非常口までの通路や経路】を示す
そして 背景が白色の非常口・・・「通路誘導灯」と呼ばれます。
日立細長室内通路(文字だけとは言ってない)#誘導灯 #非常口 pic.twitter.com/yNwjCMaDMU
— 特急白鷺千聖@4/1柏 (@kaihin_290) 2019年3月11日
「通路誘導灯」は、非常口までの通路や経路を示しています。
つまり「通路誘導灯」が見えたので、非常口の出入り口に到達した〜!のではないです。。。(まだ安心ではない)
『避難口が どの方向にあるか』を案内するものなのです。
設置場所は “ 廊下や通路の曲がり角 ” など 劇場・旅館等 多くのお客さんが集まる場所に付ける義務があります。
非常時に遭遇したとき その建物内が真っ暗でも避難できるよう「通路誘導灯」や「避難口誘導灯」が緑色の照明を光らせてくれます。
しかし、ハプニングや電池切れ等で 緑の電灯が暗くなるトラブルはないのでしょうか。。。
バッテリー内蔵により「20分間以上点灯」を継続
万が一 電池切れやバッテリー消耗で「緑の非常口マーク」が光らず真っ暗。。。
そんなトラブルはあり得るのでしょうか?
じつは「緑の非常口マーク(誘導灯)」は 普段は「常用電源」により 緑点灯しています。
そして 火災など停電してしまった場合、自動的に「非常電源」に切り替わり 店内の電灯が切れても「緑の非常口マーク(誘導灯)」は点灯しているということです p(^-^)q
※「避難口誘導灯」と「通路誘導灯」だけでなく、部屋や避難経路を照らす[非常灯]も点灯しています。
「緑の非常口マーク(誘導灯)」には、内部にバッテリーが内蔵されており、20分以上点灯継続します p(^-^)q
(大きな施設や高層ビル、地下街、駅などでは 多くの人がいて避難時間もかかるため 60分以上点灯可能な「長時間型誘導灯」が設置されています)
なぜ?非常口が緑色の理由
あまり考えたことがなかったのですが・・・そもそもナゼ 非常口の看板(人の走る姿) は『カラーが緑色』なのでしょう?
じつは 色の指定は 偶然 グリーンなわけではなく、理由がありました。
建物の中で火事・火災が発生したとき 赤色の炎が燃え上がります。
部屋の中が暗い中 赤色の炎が燃え広がるとき 見て目立つ確認しやすいのが「緑色」なのです。
「補色」と言って、緑は赤の反対側となります。
この「補色」の緑と赤の組み合わせは それぞれ色合いを引き立てるため、火災時も『非常口の緑の看板』は見えやすいのだそうです。
そして、緑色も統一されたものではなく 消防法(誘導灯及び誘導標識の基準)により “ 非常口マークの色や明るさ ” も詳細に規定されています。
(色の明るさまでも 細かく規定されているとは・・・驚きですが、安全・安心度が高まりますね p(^-^)q )
まとめ:緑と白の「非常口」を日頃もチェック☆
デパートや大きなスーパーなど、どこにでも見られる『非常口の緑のマーク』なので、平時では ほとんど気にかけないのが実情の私でした。。。
しかし 万が一 火災や停電など発生した場合、やはり『非常口の緑マーク』を頼りに避難するのは明らかです。
頻繁に利用するスーパーや病院など 少し意識して非常口を確認してみたいと思います (;^ω^A
最後に↓「おまけ的な話」ですが、覚えておくと為になると思います。
店舗では『非常口の緑マーク』は見れますが、よく利用する公共交通機関の電車には・・・見かけない『非常口の緑マーク』。
電車に乗っているときに、もし 停電したら どうなるのか?真っ暗なの??
ハイ!安心してください。
電車内で停電したときは 電車の車両に付属するバッテリーから電源を取り込み[予備灯のライト照明]が30分以上点灯します♪
ですので、緊急時ですが まずパニックせず 車掌さんの車内放送を聞いて その指示に従ってください。
(棒立ちではなく、できれば手すりやつり革を持つなどして 倒れないようにするのも安全です)
日頃から緊急事態時に 慌てないよう 子供さんやご家族と『非常口の緑マーク』の箇所を是非チェックしておいてくださいね o(^^o)
以上「よーく見ると違う【緑色と白色の非常口看板】の2種類の相違~看板背景が白と緑で「異なる意味」になります~」のお話を紹介しました。
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