台風や地震など 自然災害が発生すると「停電」「断水」など ライフラインが止まります。
すぐに復旧する区域もあれば、何日も復旧できない地域もあります。
そんな非常時、家にあると便利なのは[飲料水や食料品]の非常食。
非常食として、頭に浮かぶものに【レトルト食品や缶詰】が あります(^-^)ノ
しかし缶詰(かんづめ)が備蓄してあっても “ あれ? 缶切りがない。。。”
そんなガックリなときでも・・・缶切りが無くても 缶詰は開けて食べられます♪
【缶切りがなくても缶をあける方法】を調査しました。
Contents
缶詰を「缶切りナシ」で開ける方法はあります
そもそも【缶詰(カンヅメ)】にも 2種類のフタがあります。
最近 よく目にする「プルタブ(プルトップ)」の缶詰で、スーパーやコンビニでは ほとんどの缶詰め「プルタブ」タイプが並んでます。
これは[道具の缶切り] がナシでも、リング付きの缶蓋に 指を引っ掛け あけられます。
しかし、まだまだ 缶詰にも リング無しの缶もありますよ~(。´・ω・)
普通は ↓「缶切り」の道具を利用し、ギコギコ~と 缶詰めを開封します。
(正直 缶切りがあれば 一番良いです)
ところが、缶切りが見つからないときでも缶詰の開け方はある☆
台所に缶切りがあるはずだけど「停電」していて探せない。。。
そんな非常時、身近に 毎日使う[スプーン]で 缶詰を開けることが可能。
どうやって 缶詰を開けるか? もう少し詳しく紹介します。
●スプーンで「缶」を開ける方法
比較的 家族みんなは「スプーン」がキッチンのどこに収納してあるか?
とわかるほど、日常で「スプーン」は使われています。
とりあえず、見つけた「スプーン」で 缶を開封しよう~!(*゚∀゚)ノ
では スプーンで「缶」を開ける方法です。
1.スプーンをしっかり持つ。
2.缶詰めの縁(ふち)を目がけて、スプーンで擦る(こする)。
3.できるだけ「スプーン」に力を入れ 狭い範囲をこすります。
(※ 同じ箇所を 集中してこするイメージ)
4.30回ほどこすると・・・缶詰めが ひらきました。
最初は “ スプーン1本で ホントに開くの? ” と思いますが、10回以上こする内に 缶のフタがベコベコしてきて 手応えを感じます。
ただし、手応えを感じるのは すぐではありません。
今回は 成人男性に実験してもらいましたが、缶がパカッと開けるまでには 力と時間がとても必要でした。
缶切りなしで「スプーンで缶を開ける」のは可能だが大変
また最初は 素手でスプーンと奮闘してましたが、途中 ケガする危険性を感じ その後「滑りにくいゴム手」を装着。
それから、集中してスプーンでこすり、ようやく 小さい穴が1センチほど開きました。
(素手は ホント危ない。スプーンに 力も超入れてるし、缶フタが開きだしても 切り口がギザギザなのでケガしそう。)
インターネットや動画で見ると、あたかも簡単に「スプーンで缶が開く!」と 紹介していますが、、、
これはどうなんでしょう。。。怪しい。。σ(^_^;)
スプーンで「缶」を開ける方法 は、成人女性や 小学生ほどの子供には 少々大変かなと思いました。
(開かないことはないが、かなりの時間が かかります)
ですが「アルミ缶」であれば、缶切りなしで「スプーン」で 開きやすいのかなぁ。。。
私達が実験した缶詰は、おそらく「スチール缶」。
「アルミ缶」は「スチール缶」と比べ 重量も軽いし 柔らかい。
ですので、もし「アルミの缶詰」を開けたいなら・・・もう少し 簡単に開けられそうです☆
さて「缶をあけるスプーン」は、あまり小さいスプーンや細いスプーンでは 曲がったり、折れたりします。。。
(缶詰めを開ける際 かなり力を入れますのでね。。。)
ですから、缶をスムーズに開けるには「カレースプーン」位のサイズが 丈夫で もちやすい または自分が持ちやすいスプーンが良い。
※ 肝心なのは、しっかりと持てる「スプーンの柄部分が太いほう」が 安定して固定できますo(^^o)
写真と共に紹介しましたが、分かりづらい という方は youtube動画もご確認ください。
動画も うまく撮影できなかったのですが、こんな雰囲気という感じ 笑。
さて「スプーンを使った缶の開け方」を紹介しましたが、実は スプーン無しでも「カンヅメ」は開けられるのです。
スプーンなしの缶開封方法は「コンクリートや石」を利用しますが まるでサバイバル生活のよう。。。
とはいえ、こちらも 簡単にはいきませんよ~( ̄ー ̄;)
●缶切りがないので缶詰を「セメント」「コンクリート」にゴリゴリして開ける方法
「缶切り」がない。
「スプーン」もない。
開ける道具・工具がまったく無いとき、ザラザラした セメントレンガやコンクリート面や 石の平部分を利用し 缶詰めは開けられます☆
(庭に石 があるかなぁ~笑)
セメントやコンクリートにこする部分は、↓ 缶詰めを「缶切り」でカットするときの面。
1.缶詰めをゴリゴリ~と「コンクリート面(石の平部分)」に こすります。
2.長い間 ゴリゴリこすっていると、擦り部分が削れてきますので、確認してみてください。
3.上の画像のように「けずれた感じの缶」になれば、自然とパカッ・・・とは 開きません。
4.缶詰めのサイド(側面)を両手で持ち 力を入れ圧迫しないと開かないのです。
缶への圧迫がピークになると “ パカンー! ” とひらき ヤッタ~ヤッタ~疲れた~。。。
ひらく瞬間、缶詰め内の食品や 汁が飛び散ることがあるので 気をつけてください。
こちらの「缶詰をセメントレンガにこすり 開けるやり方」も 動画撮影しました。
時間も15分はかかり 手こずった感はありますが(笑)、参考に良ければご視聴ください。
(動画の再生中では開けれてないけど、この後に開いた!)
見た目からして 缶詰めは 容易に開けれない。。。と思います。
しかし、このような知恵を知っていれば なんとか素手で開封できます。
(※ 石にこすりながら開ける方法のほうが、スプーンより 子供や女性は楽ですし、ケガの心配が無いかも★)
ところで 缶詰めって、一体 どのような構造になっているのでしょうか?
缶切りなしでも缶詰が開く理由(缶詰の構造)
缶切りを使わないでも【缶詰(カンヅメ)】は開けられました。
けれど、開けるまえは 缶切り無いと 絶対ムリー!と思いました。
ところが【缶詰の構造】が理解できると なんか 開けれるかも ♪ と ヒントが見えてきます。
【缶詰の構造(作り)】って、じつは 意外とシンプル。
【缶詰】を横から見ても、上から見ても ぐるりと加工した1個のボックス(箱)のイメージがありませんか?
(わたしは 接続部分がない ひとつの箱=缶 に見える印象です)
しかし、それでは 缶詰めの中に 食べ物は いれられないですもんね。。。
⇓結論を書くと 缶詰めは・・・『缶胴』と『ふた(蓋)』に分かれています。
中身を入れてから『フタ(蓋)』をかぶせます(当たり前ですね 笑)。
その『缶詰めのフタ』を横から、断面図で見ると ただのフタではないです。
↓『缶詰めのフタ』端っこ部分は、フック状になっており『缶胴』に 引っ掛ける感じで しめます。
引っ掛けただけでは、しっかり密閉できないので 引っ掛けてから『缶胴』に巻きつけ 閉めます。
これで、バッチリ密閉し 無菌状態の缶詰が 出来上がり。
そして、缶詰めを コンクリートなどで開封の場合は、この『ふたのフック状部分』をゴリゴリ削っているわけです☆
ねっ!! なんとなく~理解できた~(・∀・)/
(この【缶詰の構造】の仕組みもスゴイけど)
さて 長期間にわたって保存可能な【缶詰(かんづめ)】。
普通の食品よりも 長持ちするのは 誰でもわかりますが、保存がきくのは ホント有り難い。
しかし、防災、携帯食料として【缶詰】は どの位の期間 保存できるのでしょうか。
備蓄品缶詰の賞味期限は約3年
長期保管できる【缶詰】は、つい家の台所 奥のほうへ眠ったままになりがち。
そうです。
長期保存が可能なゆえ、うっかりすると 忘れて置いたまま。。。(汗)
ローリングストック方法で、食べていきましょうね( ̄▽ ̄*)
ところで【缶詰】の賞味期限は 約3年ほど。
フルーツ缶は 製造から2~3年ほど。
サバやサンマなど 水産缶詰は 製造から3年ほど。
しかし、この賞味期限は【未開封の缶詰】の場合。
缶を開けてしまったら、ミネラルウオーターと同じで 早めに食べてしまいましょう。
また、詳細を書くと 賞味期限=缶詰めの中身が美味しく食べられる期間。
ですから、もし【未開封の缶詰】でも、賞味期限に近づけば 味も落ちてくる可能性もありますが、、、食べれます。
それならば・・・【未開封の缶詰】で賞味期限切れの缶は 食べれる??
答えは・・・食べることは可能。
ただし【未開封の缶詰】を保管していた場所、環境がしっかりしていれば OK!の話です。
まずは、直射日光で保管されていた【未開封の缶詰】は・・・怖い、怖いですね~。。。(泣)
この猛暑の日本 太陽がバリバリに当たる部屋の隅っこに【未開封の缶詰】保管は・・・ヤバい。。。無理 (☆。☆)
たま~に見ると思いますが、缶詰めが錆びているのもダメです。
(缶がさびる=缶自体が腐っているので、中身も危険)
また、缶詰めが膨張して ふくらんでいるのもダメ。。。
ほかにも、缶詰めのフタが ペコペコと柔らかくなっていたら ダメです。
もちろん、缶詰めを手に持ってみたら「異臭」「変な感じ」があれば 食べるのはやめましょう。
いろいろな缶詰を防災に備えよう
【未開封の缶詰】であれば、約3年は保つことがわかりました☆
とはいえ 地震や台風など 自然災害が起こらなければ「備蓄食品」を使いません。
しかし、年数がたてばたつほど 味は劣化するので、備蓄年数をチェックしながら 古い缶詰から「日常の食事」に取り入れ 食べていくのが良いです。
また 余分に備蓄するのは、実際 お金のかかるもの。。。(><;)
ですが 緊急事態になってから、お店へ飲料水や食品を買いに行くのは とても困難です。
携帯非常食が 有るのと、無いのとでは 大いに異なります。
すこしずつでも 日頃から防災食(缶詰め)を 備蓄しましょう。
最近では いろいろな【缶詰(かんづめ)】が 販売しています。
少々 値段の張る缶もありますが ありきたりな缶詰めより “ 非常時でなくても 平時にも食べてみたい☆ ”
そんな好きな【缶詰(かんづめ)】を 保管しておくのもお勧めです(^ε^)♪
いろいろな【缶詰】が売っていますので、実家の両親に贈るのもよいですね。
また「停電」時において 缶詰めは食べれるけど 温かくないからなぁ。。。
そんな時は、備蓄用品として「カセットコンロ(ガス)」も準備しておくと、いろいろな食品を温めることが可能ですから、便利ですし気持ちもホッとしますよ。
以上「体験すると こりゃ大変~【缶切りなしで缶詰を開ける方法】~日頃から缶切りは備蓄するべし~」のお話でした。
が、正直 道具の『缶切り』さえあれば 余分な労力もなく便利です (;^ω^A。
『缶切り』が無いという設定で、2つの実験をしましたが、結論『缶切りは 常日頃より備蓄しよう~☆』ということです(笑)。
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